ヴィーガンとしてお酒を楽しむのに、何を飲めばいいか迷ったことはありませんか?
そんな時、ブドウを原料としているワインを選ぶ人は多いのではないでしょうか。
しかしワインは本当にヴィーガン食品なのか気になります。
実はワインでも動物由来のものがあります。
今回は、ワインとヴィーガンの関連について詳しく解説します。
ヴィーガンとは
ヴィーガンの食生活は、あらゆる動物性の食品の摂らないとった食事スタイルです。
実際にヴィーガンが避けている動物性食材は以下のようなものです。
・肉や魚
・卵
・乳製品
・ハチミツ
・白砂糖(精製過程に動物の骨が使用されている)
・魚からとった出し汁(鰹出汁など)
・動物の骨からとった出し汁(ラーメンのスープなど)
・ゼラチン
・ゼラチン
逆にヴィーガンが主に食べているものは次のようなものです。
・野菜や果物(葉野菜、根菜、アボカドなど)
・穀物類(白米、玄米、うどん、そば、パスタ、キヌアなど)
・豆類(豆腐、豆乳、納豆、ひよこ豆など)
・ナッツ類(アーモンド、胡桃など)
・油類(オリーブオイル、ココナッツオイルなど)
・海藻類(ワカメ、昆布など)
ヴィーガンの食事は、日本の伝統的な料理であり、動物性食品を使用しない「精進料理」に近いと言えます。
明治時代前までの日本人の食生活はベジタリアンに近かったとされています。
ワインはヴィーガン食品?
ワインの主な原材料はブドウです。
そのため、ワインは動物性ゼロの食品と思っている人も多いのではないのでしょうか。
しかし、ワインは醸造過程で動物由来のものが使用されていることが多いです。
熟成したてのワインには、不純物が浮いています。
重力により除去する工程が行われるのですが、細かい不純物は残ってしまいます。
その残った不純物を取り除くために清澄剤(せいちょうざい)というものが利用されます。
清澄剤として、ゼラチンや卵白、ミルクといった動物性素材が利用されるのです。
また、それら動物性素材が微量ながらワインに混ざってしまうこともあります。
卵や乳製品にアレルギーをお持ちの方は注意しましょう。
しかしながら、動物性素材を清澄過程で使用しないワインもあります。
例えば、珪藻土(けいそうど)という鉱物性のもの、また野菜のタンパク質を利用するワインもあります。
動物由来のワインを避ける際は、ヴィーガンマークのついたワインを選ぶようにしましょう。