ヨーロッパのべジ先進国|ドイツの生活とは!?
皆さんは、ドイツが世界のベジタリアン・ヴィーガン市場をリードしている事、ご存じですか?
ドイツといったら、ソーセージを前にビールジョッキで乾杯している光景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もちろんその光景はまだ見られます。でも実は、ドイツのベジタリアン・ヴィーガンの人口はここ15年近く増加中。現在では、プラントベース市場をリードする国なんです。
今回は、そんなべジ先進国の生活についてをお届けします!
ドイツってどんな国?
ドイツはヨーロッパの中央に位置する国。人口8千万人、EUの中でも経済をリードする国です。
食品の物価は安いのが特徴。価格は、日本や他の欧州の国々と比べると安い傾向にあります。
首都のベルリンは世界で2番目にヴィーガンレストランが多い都市で、プラントベースビジネスのスタートアップも非常に多いです。
食品の物価は安いのが特徴。価格は、日本や他の欧州の国々と比べると安い傾向にあります。
首都のベルリンは世界で2番目にヴィーガンレストランが多い都市で、プラントベースビジネスのスタートアップも非常に多いです。
ほとんどのお店でベジオプションあり
仕事の時など、自分でお店選びをできないことがありますよね。
でも、ドイツでは問題ありません。私が住むデュッセルドルフ(ドイツで7番目に大きな都市、人口60万人)でも、ほとんど困ったことがありません。
ケバブ、ドイツ料理、バーガー、ラーメンに至るまで、必ずといっていいほどメニューにベジタリアンもしくはヴィーガンマークがついています。
メニューの中でパッとべジ料理があることを確認できて便利です。
このべジオプションのおかげでノンヴィーガンの友達とも同じ店で食事を楽しむことができます。
メニューの中でパッとべジ料理があることを確認できて便利です。
このべジオプションのおかげでノンヴィーガンの友達とも同じ店で食事を楽しむことができます。
パリに仕事で出張したときに、お客さんとの会食がありました。皆がコース料理を食べる中、ヴィーガンの私は、スープとデザートしか選べないという経験をしました。他のヨーロッパの国と比べてもドイツのレストランではべジオプションが定着していると感じます。
スーパーのべジ商品|種類の豊富さは圧巻!
※写真:写真に入りきれないほどのベジタリアン関連商品コーナー
2018年のドイツの食品・飲料の新商品のうち15%はヴィーガン商品といわれています。その割合は14%のイギリスを抑えて欧州トップ。
30~100商品以上のべジ商品がドイツのほとんどのスーパーマーケットで販売されています。
・ハム
・ミンチ
・ナゲット
・ソーセージ
・豆腐商品
・サワークリーム
・乾燥ソイミート
・調理用のオーツクリームやソイクリーム
私が試した商品でとっても驚いたのは、サーモンフィレ、スモークサーモン。
魚の商品はドイツでもなかなかない中見つけた商品。
味はまだまだ発展途上かもしれないけど、新たな可能性に対してのチャレンジが盛んです。
味はまだまだ発展途上かもしれないけど、新たな可能性に対してのチャレンジが盛んです。
私のドイツ人の男性の友人はソーセージやナゲットをたくさん冷蔵庫にストックしているとのこと。手軽なヴィーガン商品があれば、料理が嫌いな人でも便利。忙しい人でもべジ商品のクイックフードがどこでも手に入ります。
“I am a Vegan”
初めての人と食事をするとき、自分がヴィーガンであることを伝えます。
その時返ってくる反応は、「自分も週に数回肉を食べない日があるよ!」が私の周りだと多いように思います。
飲みすぎたり、食べ過ぎたりした次の日はファスティングしてる人もいます。
このようにドイツ人は健康に気を使う人が多い印象。
もちろん、「そっか~、自分は肉が好きだけどね!」という人もたくさんいますが、ベジタリアン・ヴィーガンという言葉を知らない人には、私の周りでは出会ったことがありません。
それから、人の食生活や価値観には口出ししない人が多いように思います。
ヴィーガン大国「ドイツ」をもっと知ろう!
ヨーロッパの中でも、ベジタリアン・ヴィーガン市場をリードするドイツ。今後の消費者の理解やニーズの高まりによって、日本にもこのような日が来るかもしれません。日本のべジ市場発展を後押しできるような情報を今後も発信していきたいと思います。