美味しさと求めやすさの両立を | 松竹圓カフェ 岩橋さん
こんにちは!ブイクック社員のなこです。 ”想いのあるヴィーガン商品を届ける”ヴィーガン商品の通販サイトブイクックモールでは、出店者の想いをお届けするため店舗ストーリーを記載しています。 このインタビューでは、ブイクックモールには書ききれなかった裏話や、オーナーのお人柄に迫ったお話を聞いていきます! 今回は「松竹圓カフェ」のオーナー、岩橋 遥さんにお話を伺いました。
岩橋 遥さん 上海出身、日本に来て15年が経つ。 松竹圓カフェ 2019年12月に浅草でベジタリアンカフェとしてオープン。 |
事業を立ち上げた背景、そこに込められた想い
お店を始められたのはいつだったのですか?
2019年の4月にオリエンタル・ベジタリアン専門の会社を創業したのが最初です。
その後、同じ年の12月にベジタリアンカフェ「松竹圓カフェ」を浅草にオープンしました。
なぜその時、事業を立ち上げたいと思われたのですか?
日本を、もっとヴィーガンに優しい国にしたいと思ったからです。
私は文化に興味があって、旅行や勉強をしにいろんな国に行きました。
すると他の国では、普通にベジタリアンやヴィーガンのメニューがお店に置いてあったんです。
オーストラリアにも2回行きましたが、7年前に行った時から3年前に行った時では、ベジタリアンメニューがとても増えていました。
海外はベジタリアンやヴィーガンが進んでいると言いますよね。
そうですね。その一方、日本に目を向けてみると、先進国ながらもベジタリアン・ヴィーガンという点ではまだまだ未熟です。
日本は、海外の方からも旅行先として人気ですが、ベジタリアンの人にとっては、食事という面では困ることがたくさんあるのではないかと思いました。
ベジタリアン・ヴィーガンの人の選択肢を広げようということですね。
私自身はオリエンタルヴィーガンなのですが、日本で外食をする際に五葷を抜く対応をしてもらえず、食べなければならなかったのがとても辛かったです。
自分と同じ辛い思いをしてほしくないという気持ちもあって、観光客の多い浅草にお店をオープンしました。
そうだったんですね。
それに、自身がヴィーガンであるゆえに、ヴィーガン関連の仕事したいと思った人がいたとします。
しかし経済面を考えると今の仕事を辞められない、そういった人たちのためにヴィーガンの人が十分に働ける環境を作りたいという願望もありましたね。
キャッチコピーとして持たれている「食の新しいスタイルをシェアしたく、もっとナチュラルに、もっとシンプルに、もっと幸せに」というメッセージには、どのような想いが込められているのですか?
「もっとナチュラルに、もっとシンプルに」については、以前は料理に何種類もの調味料を使っていました。
しかし色々な食べ物を食べているうちに、美味しいと思うものは原材料がとてもシンプルだということに気付いたんです。
材料に関しても、種類が多すぎると、味のポイントが分かりにくいです。
なので、材料は自然でシンプル、でも味は美味しいままの料理を提供しています。
シンプルにするとフードロスなどの無駄もなくなりますよね。
そうですよね。また事業内容もシンプルにしました。
昔は、スーパーに商品を置きたいとか、卸売りもしたいとか、いろんな願望があったんですよ。
でも、お店だけに集中することにしました。
すると、お店が順調に進んで、今は卸売りの提案をいただけるようになったんです。
このことから、欲張りせず、重要なものに集中することが大事だと改めて思いました。
出店者が個人的にオススメしたい商品の紹介
松竹圓カフェと言えばレインボーケーキが有名かと思いますが、岩橋さんが個人的におすすめしたい商品はありますか?
どれもおすすめしたい気持ちですが、あえて言うならば季節のケーキです!
来月(10月)はモンブランをご用意させていただきます。
ブイクックモールでお買い求めいただける商品では、肉まんシリーズの「にゅーくまん」が人気です。
チンするだけで食べられるので楽だし、値段も手頃です。
岩橋さんおすすめの季節のケーキには、どういったこだわりがあるのですか?
その時の気分を大事にしています。
今では人気商品になったレインボーケーキも、コロナ禍で浅草の人通りが減ってしまい、お店も盛り上がっていなかった時に、「何か面白いことしたい!」と思ったのが発端でした。
自分たちが楽しくないと、モチベーションも湧きません。
そんなことを考えていた時に、ふとレインボーのイメージを思いついたんです。
これを見たらみんなハッピーになるんじゃないか、って。
それがレインボーケーキの誕生のきっかけだったんですね。
あと、私自身が中国人であるので、中国人の気前良さを出したいとも思っています。
利益のために材料や食材を節約せず、せっかく食べてからには満足してもらえるようにと。
例えば、モンブランにはたっぷりクリームを乗せています。
お客さんからすると、それは嬉しいですね。
ヴィーガンだから量が少ないとか、ヴィーガンだから値段が高いとか、そう思ってほしくないんです。
ヴィーガンじゃない人も含めて、みんなに満足して欲しいし、喜ばせたいです。
素敵な考え方ですね。
私は、実業家の稲盛和夫さんというをとても尊敬していて、彼が言っていた言葉に、「人のために何かすると戻ってくる。」があります。
また、困難があった時には、「何のために今それをやっているのか?」と自分に問いかけ、「人の幸せのためにやっているか?」という問いにYESと答えられたら、それをやり続ければいい、と。
私これにとても共感しています。
事業を通して実現したい社会・未来
現在、松竹圓カフェは人気のカフェになられていると思いますが、次のステップとして何か考えていることはありますか?
来年(2022年)はデパートに出店したいと思っていて、今年(2021年)の11月にはマルイでブースを出す予定です。
その他にもブース出店のお話をいただくことが増えて、嬉しく思っています。
それは楽しみですね!
人々の目によく入り、よく耳にするようになると、ヴィーガンの認知も広がっていくんじゃないかと思っています。
そして、私たち松竹圓カフェとしては、ヘルシーな原材料でしっかり美味しく、でも求めやすい価格、という革命を起こしたいんです。
革命、ですか。
まずは、ヴィーガンは値段が高いというイメージを払拭したいです。
また、ヴィーガン商品は薄めの味、ナチュラルな味が多いかもしれません。
そういう味の面でも、みなさんの期待をいい意味で裏切っていきたいです。
なるほど。では、価格を下げて提供されるということですか?
そうですね。
やはり、実際にお客様に買ってもらって、試していただくことが大事です。
世の中には美味しいものがたくさんあります。
その中で、私たちの商品を選んでいただくには、また、ヴィーガンでない方にも買っていただくためには、まずは買い求めやすい価格にする必要があると思うんです。
せっかくヴィーガンに興味を持っても、価格がハードルになってしまうのはもったいないですよね。
商品の値段を下げることと、多くのお客様に買っていただくことは、「鶏が先か、卵が先か」と同じ話だと思っています。
値段を下げることはもちろん怖いですが、誰かがチャレンジしないと、いつまでたっても多くの方に届けるということは実現しないと思うんです。
でも、どうやって価格を下げているのですか?
ここは気持ちです。
価格を下げる代わりに、添加物を入れたりと、商品の品質を下げたくはないので、シンプルに可能な限り買い求めやすい価格に設定しています。
みんなに試してみようと思ってもらえるよう、障壁を下げたいんですね。
岩橋さんの熱意が本当に伝わってきました。
自分たちを守るだけじゃなくて、どんどんチャレンジしていきたいです。
皆さんと一緒に、平和な環境を作っていきたいです。
岩橋さんの、みんなを驚かせたいという気持ちがあるからこそ、他にはないレインボーケーキや肉まんなどキャッチーな商品がどんどん生まれているんですね!
岩橋さんおすすめの【にゅーくまん】はブイクックモールでお買い求めいただけます。
他にも、商品一覧ページではアイデアあふれる松竹圓カフェの商品をたくさんご覧いただけます!ぜひお楽しみください。