皆さんは植物性ミルクをご存知ですか?
植物性ミルクは普通のミルク(牛乳)に比べて、脂質が少なくヘルシー。
また、栄養素も優れているため、健康や美容に関心の高い方を中心に注目を集めています。
植物性ミルクと言っても、種類はさまざま。
最近は豆乳のみならず、たくさんの種類がスーパーに並ぶようになりました。
今回はヴィーガンサイト「ブイクック」より、植物性ミルクを10種類ご紹介します。
最後には、植物性ミルクを使用したレシピを5つ掲載しています。
さっそくチェックしていきましょう!
植物性ミルクとは?
植物性ミルクとは、豆やナッツ、穀物など植物性の材料から作られるミルクのこと。
牛乳に比べてヘルシーなのに栄養価が高いことから、健康や美容効果が期待されています。
そして、植物性ミルクは牛乳アレルギーや乳製品でお腹の調子が悪くなる乳糖不耐症の方、乳製品を食べないヴィーガンなどの代替ミルクとしても人気です。ここからは、さまざまな種類の植物性ミルクを紹介していきます。
植物性ミルクを選ぶポイントは3つ!
植物ミルクを選ぶポイントは3つ。
1. 砂糖不使用のものを選ぶ
身体に良いからという理由で植物性ミルクを選んでも、お砂糖がたっぷり入っていては本末転倒。
できるだけ甘さがついていないタイプを買うようにしましょう。
2.添加物が少ないものを選ぶ
植物性ミルクの中には添加物を多く含む商品もあります。
メーカーによって違うので、ぜひ裏面をチェックしてから選ぶようにしてくださいね!
3.できればオーガニックなど品質の高いものを選ぶ
少々お値段は高くなってしまいますが、オーガニックの植物ミルクもおすすめ。
「なるべく体に良いものを摂りたい!」と考えている方は、ぜひオーガニックをチョイスしてみてくださいね。
植物性ミルク10選
植物性ミルクとして馴染みのある、豆乳やアーモンドミルクからまだ知られていないものまで幅広くご紹介します。
気になる植物性ミルクを、見つけてみてください!
豆乳
植物性ミルクと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは豆乳でしょう。
スーパーやコンビニなどで手軽に買うことができ、日本ではもっともポピュラーと言えます。
豆乳は大豆を砕き、水を加えて作られます。
タンパク質が豊富で、その量は牛乳に匹敵するほどです。
その上脂質は牛乳の1/2、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸も約1/10とかなりヘルシーです。
豆乳に限ったことではありませんが、選ぶなら無調製豆乳がおすすめ。
調整豆乳にはたくさんの砂糖や油脂、保存料が入っている場合があるため、購入する前に確認してみるのも良いです。
豆乳について詳しくはこちら▼
アーモンドミルク
最近になって注目を集めているのがアーモンドミルクです。
大豆アレルギーの方も安心して使えます。
アーモンドミルクは、アーモンドを水に浸して細かく砕いた後、水を加えて作られます。
アーモンドはビタミンEを多く含んでおり、抗酸化作用が強いのが特徴です。
抗酸化作用とは体内の脂質の酸化を防ぐ、つまりアンチエイジング(老化防止)のこと。
他にも動脈硬化や生活習慣病の予防も期待できるため、美容や健康におすすめです。癖の少ない味と、アーモンドのふんわりとした香りが特徴的。
カフェやレストランでカフェラテやスイーツに使われており、その人気は日ごとに増しています。
アーモンドミルクについて詳しくはこちら▼
オーツミルク
オーツミルクとは、オーツ麦という穀物と水を混ぜ合わせてつくるミルクです。
豆乳やアーモンドミルクと並び、注目を集めています。
癖が少なく、クリーミーな味わいが特徴。
植物性ミルクの中ではカロリーと糖質が高い傾向がありますが、その分濃厚さを楽しめます。食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えるのに良いです。
オーツミルクについて詳しくはこちら▼
ココナッツミルク
熟したココナッツから固形の胚乳(白い部分)を削り、水と混ぜ合わせてからろ過するとできあがります。
脂肪分が高く、平均して約17%にもなるため濃厚で、強い甘みが魅力です。
またココナッツの脂肪分はエネルギーになりやすく、脂肪燃焼効果はバツグン。
食欲抑制効果も期待できます。
アジアン料理やインド料理などでは、スパイスとともに使うことで美味しさがアップ。また冷やすと固まるので、乳製品や卵製品を使わないヴィーガンスイーツなどにも活躍します。
ココナッツミルクについて詳しくはこちら▼
ライスミルク
玄米や白米が原料。
お米の自然な甘みを感じられる味わいで、甘酒のような味わいです。
元々は稲作が有名なイタリア北部で伝統的に作られてきた飲料です。
低脂肪、低カロリーである上、健康的な皮膚や目の維持に必要なビタミンA、貧血や認知症の予防に貢献するビタミンB12およびカルシウムなどが含まれています
ビタミン群は脂質や脂肪の分解を促すため、体の代謝をアップさせ、痩せやすいボディを作ってくれます。でんぷん質が多いので、糖尿病など糖分制限が必要な方は飲みすぎに注意です。
ヘンプミルク
スーパーフードとして注目を集めているヘンプシード(麻の実)を原料にした植物性ミルクです。アメリカを中心に欧米で人気です。
ヘンプミルクが優れている点は、体内で生成できない必須アミノ酸9種類が含まれていること。さらに鉄分、亜鉛、マグネシウムが豊富で、貧血予防効果もあり、女性の強い味方です。また食物繊維はサツマイモの約20倍と言われ、お通じの改善にも一役買います。
カシューナッツミルク
カシューナッツの甘みが存分に楽しめるミルク。
お菓子作りや、お茶との相性がバツグン。
カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムおよびリンを豊富に含むので、女性に嬉しい植物性ミルクです。
マカダミアミルク
マカダミアナッツが原料の植物性ミルク。
最近では、スーパーで見かける身近な存在となりました。
マカダミアナッツミルクは、不飽和脂肪酸の1種で悪玉コレステロールを減少させるパルミトレイン酸を含み、美容と健康に役立ちます。
マカダミアナッツそのままの味わいが、ミルクに活かされています。
くるみミルク
体に良い油オメガ3脂肪酸が豊富な、くるみから作る植物性ミルクです。
ウォールナッツミルクとも呼ばれています。
店頭で見かけることはまだ少ないため、ネット通販での購入が便利です。
ピーナッツミルク
ピーナッツから作る植物性ミルクです。濃厚な舌触りが魅力。タンパク質が豊富なのもおすすめポイントです。
植物性ミルク活用レシピ5選
植物性ミルクを使ったヴィーガンレシピをご紹介します。
シンプルな材料で作る簡単レシピなので、初心者さんにもおすすめです。
さっそく見ていきましょう!
まみこさんのオートミールクッキー
植物性ミルクで作るさくさくクッキー。
お好みのナッツを加えて、アレンジも楽しめます!
材料(15枚ほど)
オートミール 1+1/2カップ
ブラウンシュガー 3/4カップ
全粒粉 3/4カップ
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
米油 1/2カップ
植物性ミルク 大さじ5〜6
バニラエッセンス 小さじ1
好みのナッツ 1/2カップ
ココアパウダー 大さじ2
米油 大さじ1
砂糖 大さじ1.5
バニラエッセンス 小さじ1
シナモンが香るカラメルビスケットです。
植物性ミルクを加えることで、まろやかな味わいに。
材料(15枚程度)
米粉 30g
きな粉 10g
片栗粉 5g
塩 ひとつまみ
シナモン 3g
ベーキングパウダー 1g
メープルシロップ 大さじ1
植物性ミルク 大さじ1/2〜
てん菜糖 大さじ1
水 大さじ1
植物性ミルクをたっぷり使ったパンケーキ。
ヘルシーなのに、食べ応えはばっちりです。
材料(4枚分)
小麦全粒粉 100g
オートミール 60g
ココナッツシュガー 30g
植物性ミルク 300ml
塩 少々
バニラエッセンス お好みで
ココナッツオイル 適量
NANAさんのチョコレートドーナツ
米粉と豆腐で作るチョコレートドーナツ。
植物性ミルクのおかげで、モチフワな生地に仕上がります。
材料(5個分)
米粉 150g
ベーキングパウダー 6g
きび砂糖 40g
米油 20g
塩 1g
植物性ミルク 120g
絹豆腐 150g
ココナッツオイル 30g
ココアパウダー 10g
メープルシロップ 15g
ココナッツファイン 適量
yuさんのコーヒーゼリードリンク
おうちでカフェ気分が味わえます。
色々な植物性ミルクを試してみるのも、いいかもしれません。
材料(3人分)
コーヒー 450cc
甘味料 大さじ1
アガー 小さじ2
植物性ミルク 適量