コンブチャとは？飲み方から美容効果まで徹底解説【管理栄養士監修】

思わず「昆布茶」を連想してしまう名前ですが、「コンブチャ（kombucha）」は紅茶を発酵させて作る炭酸飲料を指し、キノコのような白い膜ができることから「紅茶キノコ」とも呼ばれます。発酵過程で生まれる成分が様々な健康効果をもたらすと期待され、世界的な広がりを見せているんです。

紅茶にスコビーと呼ばれる菌株と砂糖を加えて1週間以上発酵させる製法が一般的ですが、ショウガやレモンなどのフレーバーを加えたものからオーガニックにこだわったものまで、世界各地で様々な種類のコンブチャが販売されています。身体に良いのはもちろん、その日の気分に合わせてチョイスできるのもコンブチャの魅力です。

また、コンブチャのアルコール成分を高めたものをハードコンブチャと呼び、アルコール飲料として販売されています。酵母特有のフルーティーな味わいとさっぱりとした後味が特徴で、食前酒やビールの代わりとして楽しめますよ。

コンブチャが発酵する過程で生じる「プロバイオティクス」という細菌は、消化器管内の細菌のバランスを良好にする役割を果たします。腸内環境を整えることで、便秘解消はもちろん老廃物や毒素の排出も促され、ダイエット効果も期待できます。

紅茶から作られるコンブチャには、髪や肌などの細胞の修復を手助けしてくれる抗酸化物質が多く含まれています。美意識の高い海外セレブがこぞって愛飲するのも納得ですね。

その他にも、新陳代謝の向上や血糖値の低下など様々な効果が期待できるコンブチャ。美容はもちろん、健康促進のために摂取するという方も多いようです。

コンブチャの一日の摂取量の目安は30mlと言われています。そのまま飲むこともできますが、炭酸や牛乳で割るのもおすすめです。フルーツに似た酸味があるので、ヨーグルトにかけて食べてもおいしいですよ。

より効果を実感していただくために、以下の点にご注意ください

身体が空っぽの状態で摂取することで、コンブチャの酵素の吸収を早めます。また、コンブチャには整腸作用のある成分が多く含まれているため、先に飲むことで食事の消化を手助けしてくれます。

なお、空腹時の摂取で不調を感じるようでしたら食後でも問題ありません。自分の予定と体調に合わせて時間を決めてください。

ファスティングに取り入れる場合は、夕食を置き換えることでよりダイエット効果を実感できます。

コンブチャに含まれる酢酸が、歯のエナメルに負担をかけるおそれがあります。特に原液で飲んだ後には、うがい、または歯磨きをするといいでしょう。

また、人によっては頭痛、吐き気、下痢といった体調不良をきたす場合があります。これは好転反応と呼ばれるもので、細胞が生まれ変わる際や毒素が排出されるタイミングに起こります。コンブチャの効果が出始めている証拠なので、無理をしない程度に継続することをおすすめします。

有機JASを取得した茶葉とミネラルたっぷりのきび砂糖のみを使用した国産のコンブチャです。添加物や臭みを消すハーブを一切使用していないため、妊婦さんやお子さんにもおすすめですよ。