ビーツは栄養がたくさん!効果や食べ方も【管理栄養士監修】

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公開日: 2020/06/26 / 最終更新日: 2023/04/17
ビーツは栄養がたくさん!効果や食べ方も【管理栄養士監修】
鮮やかな赤紫色が印象的な野菜「ビーツ」。
ビーツは栄養が豊富なため、スーパーフードとして有名です。
健康や美容に関心がある方なら、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんなビーツにどのような栄養が含まれているのか、気になるところです。
そこで今回は栄養士監修の下、ビーツの栄養と効果、食べ方をご紹介します。

最後には、ビーツを使用したお手軽ヴィーガンレシピも掲載してますのでチェックしてみてください。

 

栄養監修

管理栄養士  塚越健太郎

東京の病院で管理栄養士として
活動。
また、2020年10月~菜食向け
有料栄養指導サービス
〈TK Nutrition Studio〉を展開。
Twitter: nutrition_tk

 

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ビーツとは


ビーツは、見た目が赤いカブに似ている野菜です。
日本料理では馴染みが少ないビーツは、ロシア料理やウクライナ料理で使われています。栄養価が高く「飲む輸血」と言われるほど。

味は、甘みと泥臭さが特徴的。
泥臭さは、食べ方次第で軽減できますので安心してください。
ビーツの食べ方も、後ほどご紹介します。
続いては、気になるビーツの栄養素を見ていきましょう!

 

 

ビーツの栄養素


ビーツには、たくさんの栄養素が含まれています。
他の野菜ではとることのできない栄養素が入っているのも、嬉しいポイント!
さっそくビーツの注目したい栄養素を、ご紹介していきます。

 

 

カリウム

ビーツは、体に欠かせないミネラルを多く含みます。
特にカリウムの量では、トマトやレタスの2倍!
カリウム量(㎎)
トマト 210
レタス 200
ビーツ 420

 *日本食品標準成分表2020年版(八訂)より抜粋

カリウムは体内の塩分調整に役立ちます。

ビタミン

ビーツには、多数のビタミンが含まれています。特にビタミンB群の一種であり、血を作る働きがある葉酸が特に豊富です!なんとビーツ1個(200g)で1日に必要な葉酸(90%)を摂ることが。

ビーツは妊娠期に不足しがちな葉酸を、手軽にとれる食材です。

 

 

食物繊維

腸内環境を整えてくれる食物繊維も、ビーツに多く含まれています。食物繊維は血糖値の上昇を抑える機能もあるので、ダイエットに最適です。

 

 

ベタレイン

ベタレインは、ビーツの赤色の元になっている栄養素。
抗酸化作用や腎機能の改善などが報告されおり、様々な健康効果が期待されています。

また、ビーツを食べると赤い尿がでることがありますが、これはベタレインが排出されたものです。

 

 

NO(一酸化窒素)


NO(一酸化窒素)は怖いイメージもありますが、実は体内で作られている栄養素なんです。
微量では血流を良くしたり、血管を健康的に維持したりする効果があります。

 

 

ビーツの栄養効果

ビーツは栄養が豊富なため、体に嬉しい効果も期待できます。
今回は、3つの効果をご紹介します。

むくみや高血圧の予防


むくみや高血圧の原因の1つは、塩分のとりすぎです。

ビーツに豊富に含まれるカリウムは、余分な塩分を排出する作用があります。
そのため、むくみや高血圧を予防する効果が期待できます。

日本食は塩分量が多い傾向があるので、ビーツなどのカリウムを多く含む食材を一緒にとるのがオススメ。

 

 

骨の形成とリラックス効果


ビーツは、骨や歯の形成に必要な栄養素であるカルシウムやマグネシウムが含まれます。

カルシウムは神経を安定させる効果が。心を落ち着かせイライラを解消してくれます。

 

 

血流の改善と冷え性の改善


ビーツに豊富に含まれる葉酸は、造血ビタミンとも呼ばれ、血流の改善に役立つ栄養素です。

身体を温める効果があるビタミンB3も、ビーツに含まれています。

また他の野菜ではみかけることが少ない、NO(一酸化窒素)も血管を健康に保ち、血流をよくする効果があります。
血流と冷え性の改善が期待できるビーツは、まさに「飲む輸血」。
続いては、ビーツの食べ方をご紹介します。

 

 

ビーツの食べ方


ビーツは生でも食べられますが、加熱調理をするのが一般的。
ビーツの栄養と味を活かすために、皮はむかずに使用しましょう。
また、泥臭さを軽減させ、甘みを引き出すには下ごしらえが重要です!
下ごしらえは、ビーツをまるごと鍋に入れ、弱火で10分程煮るのがおすすめ。

煮ると柔らかくなるので、調理もしやすくなります。

 

栄養素を抜けなく摂りたい場合、ビタミン類やカリウムは水へ溶けだしやすい為、
ゆで汁ごと飲めるスープにしたり生で食べることがおススメ。

最後に、ビーツを使ったレシピをご紹介します。

 

 

 

ビーツのヴィーガンレシピ3選

ビーツの栄養が、手軽にとれるレシピをご紹介します。
スイーツのレシピもありますのでチェックしてみてください。

ベジギャル☆さんのビーツのお手軽カレー

ビーツがまるごと1個入ったカレーです。
ビーツの栄養がつまっています!
シンプルな調理行程で簡単なのに、本格的な味が楽しめるのも嬉しいポイント。
小麦粉不使用なので、小麦アレルギーやダイエット中の方にもおすすめです。

 

材料(2人分)
ビーツ                                      中1個
玉ねぎ                                      1/4玉
豆乳orココナッツミルク         100cc
カレー粉                                  小さじ1〜2
BIOSALT/岩塩                           少々
ガラムマサラ                           お好み
ブラックペッパー                    少々
タイム                                       少々

 

eko’s livingさんのビーツのRed Velvetカップケーキ


ビーツの色素を活かしたカップケーキ。
お菓子の材料にすれば、より美味しくビーツの栄養を取ることができます!

 

材料(ミニカップケーキ 20個分)
ビーツ                                             200g
オーガニックシュガー                   120g
豆乳又は植物性ミルク                   150g
EXバージンオリーブオイル            60g
レモン汁又                                     15g
薄力粉又はグルテンフリー粉        180g
ココアパウダー                              大さじ1
ベーキングパウダー                       小さじ1
ベーキングソーダ                          小さじ1/4
天然海塩                                         小さじ1/8

 

Ogataさんのビーツのプリン


ビーツを使用した、色鮮やかなプリンです。
プリンなのに、蒸さないで手軽に作ることができます。
砂糖不使用でヘルシーなのも嬉しいポイント!

 

材料(3人分)
ビーツ                            60g
水                                   240g
デーツ                            2つ
豆乳                               100g
アーモンドミルク         200g
葛粉                               36g

 

ビーツの栄養を取り入れよう!

今回は、ビーツの栄養と効果やレシピなどをご紹介しました。
ビーツは、料理だけでなくスイーツ作りにも使える食材です。

ぜひビーツを食べて、栄養の効果を実感してみましょう!

ブイクックでは、今回ご紹介したレシピの他にも多数のヴィーガンレシピを掲載しています。ユーザー登録を行えば、お気に入りのレシピが保存できます。

この機会に、活用してみてください。
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minami
こんにちは! ヴィーガンフードの美味しさに魅了され、ブイクックでライターをしています。趣味は、お菓子作りとぼーっとすること。

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