血の「巡り」と人の「巡り合わせ」 | 和のかし巡 黒岩さん
こんにちは!ブイクック社員のなこです。 ”想いのあるヴィーガン商品を届ける”ヴィーガン商品の通販サイトブイクックモールでは、出店者の想いをお届けするため店舗ストーリーを記載しています。 このインタビューでは、ブイクックモールには書ききれなかった裏話や、オーナーのお人柄に迫ったお話を聞いていきます! 今回は「和のかし巡」のオーナー、黒岩 典子さんにお話を伺いました。
黒岩典子さん 新卒で広告代理店に入社。様々な会社で広報の仕事に携わり、前職は海外オーガニック化粧品ブランドでPRマネージャーを務める。ご主人の病気をきっかけに、食や健康に意識を持つ。無添加・無農薬の和菓子がないことに気づき、夜間の製菓学校で二年間勉強したのち、2016年春、代々木上原で「和のかし巡」を開業。マクロビ和菓子研究家。 和のかし巡 無添加・無農薬の有機食材を使用した和菓子で有名。黒岩さんご自身が体に入れたい食材だけを使い、食べた後に体が喜ぶお菓子を提供する。甘すぎず、ふとまた食べたくなる美味しさに魅了され、日本各地から多くのお客様が足を運ぶ。 |
事業を立ち上げた背景、そこに込められた想い
本日はよろしくお願いいたします!はじめに、和のかし巡を立ち上げたきっかけを教えてください。
海外オーガニック化粧品ブランドでPRマネージャーをしていた時期に、夫をがんで亡くしたことが影響しています。夫の食生活への後悔と、私自身もストレスや低体温だったので、体温を上げて自分の体を治したいと思っていました。その当時知り合った西洋・東洋医学やアロマに精通する先生に、「人間が健康であるということは、体内の血の巡りがいいことだ」と教えていただいたんです。
病気でないことが健康というわけではないんですね……!
私もその話を聞いたときは衝撃でした。私自身、様々な原因で血の巡りが悪かったんですよね。だから、お店をするときに「巡り」を意識しようと思いました。元々お菓子作りが好きだったので、健康にとって血の巡りが全てであるならば、お菓子を作るときも巡りがいい食材を使ったお菓子にしたいと思ったんです。お店の屋号もここから由来しています。
そこからどのように形にされていったのでしょうか?
会社を退職し、マクロビやナチュラルフードの勉強を始めました。「体は食べた物でできている」ことを意識しながらマクロビを実践し、循環農業を営む農家さんで畑仕事をするうちに、「食」を一生の仕事にしようと思いました。
そうなんですね。「食」の中でもどうして和菓子を選ばれたのですか?
私自身、甘すぎる和菓子が得意ではなく、ふと周りを見渡しても、甘さ控えめで白砂糖を使用していない和菓子がないことに気づいたんです。それなら私自身で、血の巡りをよくする無添加・無農薬で甘さ控えめの和菓子屋をすればいいのではないか。昼間は和菓子屋で働きながら、夜間に製菓学校へ二年間通い、2016年春に代々木上原でお店を開業しました。
お店を運営するにあたって、心がけていることはなんですか?
元々、広告代理店やPRなど様々な仕事をしてきましたが、これまでの経歴で一貫していることは「伝えること」なんです。だから、お店を始めるときも、ただお菓子を作って販売するだけではなく、人に伝えるという手法でお店をするというのは心がけています。
どういったことをお客様にお伝えしたいのでしょうか?
私たちが作るお菓子はどういった食材を使い、どのように作っているかのストーリーはもちろん、日本では添加物を使っている食品が多い現状もお伝えしなければならないと思っています。
出店者が個人的にオススメしたい商品の紹介
黒岩さんが個人的にお気に入りの商品を教えてください。
看板商品である豆大福「福巡り」です。「福巡り」には、ご縁があって、開業前から無農薬で栽培する方の小豆を使っています。餅米は無農薬の玄米や、血糖値を上げにくい無添加・無農薬の黒大豆、有機黒キヌアを使います。食べたときに感じられる甘みは有機のアガベシロップのみを使用。さらにデトックスのために備長炭をいれた餅生地に仕上げています。私たちの和菓子は、白砂糖や小麦粉も一切使用していません。
和菓子の中でもなぜ大福を作ろうと思ったのですか?
お店を始める前に、マクロビ和菓子研究家として百貨店などで和菓子教室を開いていました。当時の生徒さんに好きな和菓子を尋ねると、みなさん「大福」と答えるんですよ。それに私自身も大福が好きだったので、看板商品にしようと思いました。
看板商品の「福巡り」は、他にない美味しさですよね。誕生のきっかけは何だったのでしょうか?
玄米の餅米で大福をつくりたかったので、和菓子屋さんにも足を運びました。和菓子は食べたときに、感激するほどの美味しさが必要だと思っていて。今までにない美味しい和菓子を研究し、現在の商品に辿り着きました。低糖なので、食後に体が喜び、血の巡りがよくなる幸せなお菓子にしたいと思ったんです。
お話を伺っていると、人との繋がりやご縁がある印象を受けました。
これまで、いろんなことに取り組んできたからかもしれないですね。和のかし巡の「巡」は、「血の巡り」であり、「人との巡り合わせ」もあるのかもしれません。
事業を通して実現したい社会・未来
和のかし巡では、どういった方々が商品を購入されていますか?
ヴィーガンの方はもちろん、健康や食事に意識の高い方、グルテンフリーの方、無添加・有機のお菓子をギフトに探される方、アレルギーの方、闘病中の方など、食べ物で体ができていることをわかっていらっしゃる方々はよく購入してくださいます。
有機食材でできた和菓子というのがまた素敵だなと思います。ブイクックモールにご出店いただくことで、黒岩様が目指したい未来があれば教えてください。
「食べ物で体はできている」ということを、もっと多くの日本人に知っていただきたいですね。誰もが健康になりたいと思っているはずです。心穏やかに楽しく生きるためには、健康な体であることが大切です。だから少しでも、自分が食べるものに意識を向けたほうがいいよと伝えたいですね。
私たちも大事だと感じているので、伝えていければと思います。
それに、何か食べ物を買うときは、ラベルを見る習慣が身につく国になるといいですね。ラベルを見れば、手に取った食品にどういうものが入ってるのかわかりますから。子どもの頃から教育で知る環境になってほしいです。
大事な習慣ですよね。私も子どものときに習いたかったです。
そ若いときから調味料だけでも、良いものを使ったほうがいいですよ。特に一番ベーシックな醤油や塩などは、ラベルを確認して無添加のものを選ぶことをおすすめします。ヴィーガンの食事であっても、無添加であることが重要です。
心がけていきます。いろいろと教えていただき、本当にありがとうございました!
「人間の体は食べ物でできている」ことを、和菓子を通して伝え続ける黒岩さん。体の巡りをよくし、健康で心穏やかに生きるために無添加・無農薬の食を心がけたいと思いました。
黒岩さんおすすめの商品【福巡り】はブイクックモールでお買い求めいただけます。
他にも、商品一覧ページではアイデアあふれる和のかし巡の商品をたくさんご覧いただけます!ぜひお楽しみください。