クコの実の食べ方とは?含まれる栄養や効果もご紹介!
中国料理に欠かせない、クコの実。身近な例でいうと、杏仁豆腐にちょこんと乗っているイメージが強いのではないでしょうか。
日本ではまだ馴染みが薄い食材ですが海外では栄養豊富なスーパーフードとしてとして知られています。今回は、クコの実の食べ方や栄養、健康・美容効果について徹底解説していきます。
クコの実とは
クコの実とは、ナス科の多年草の食材です。ナス科の中でもクコの実は水分を好みます。日本では静岡県や岡山県で多く収穫されています。
クコの実は生命力が強いので、枯れることが少なく、大量に収穫することができます。
また、昔の中国では世界三大美女の楊貴妃が毎日食べていたといわれる美容フードでもあります。
現代の中国でもクコの実は滋養強壮に良い薬食両用の食材とされ、家庭ではスープやお茶に入れて楽しまれている食材です。医療機関では漢方薬の成分として扱われています。
クコの実の栄養・効果
クコの実に含まれている成分は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミン3、ポリフェノール、ルテイン、ゼアキサンチンなどです。
ルテイン、ゼアキサンチンにはスマホなどから発せられるブルーライトで傷ついた目を修復する効果が期待できます。
それらに加えて、食べすぎなどで余った糖質や脂質が中性脂肪に変わり肝臓に蓄積する脂肪肝を防ぐ効果が期待できるぺタインが含まれています。
ぺタインは血糖値やコレステロール値の上昇防止効果も。
また、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸、身体の酸化を防ぐビタミンC、骨の発達を助けるビタミンAが含まれています。
クコの実を20g摂取すると1日に必要なビタミンAが摂取可能です。
さらには、ほかの果物に含まれていることがあまりないビタミンEも。
ビタミンEには抗酸化作用があるので肌のアンチエイジング効果が期待できます。
このようにクコの実には多くの栄養が含まれているので、海外ではスーパーフードとして知られています。
クコの実のおすすめの食べ方
クコの実は生臭い香りややや苦みのある味、日持ちがしないことから生の状態ではあまり出回りません。
そのため、クコの実の食べ方としては乾燥した状態からアレンジを加えていきます。
ちなみに乾燥させたクコの実は枸杞子(クコシ)です。乾燥させると味が濃縮し、糖化によってクコの実特有のほのかな甘さが生まれるので食べやすくなります。
乾燥した状態でそのまま使う
最もスタンダードな食べ方は、乾燥した実をそのまま使うこと。乾燥したクコの実はドライフルーツのようにそのまま食べても美味しいです。
ちょっとしたおやつにつまんだり、杏仁豆腐や寒天に少しのせたり、ケーキやグラノーラに混ぜたり……。美味しく食べる工夫はたくさん。簡単なので誰にとっても取り入れやすい食べ方になります。
お鍋に入れて食べる
二つ目は、クコの実をお鍋に入れて楽しむ食べ方です。薬膳火鍋として五香粉や山椒などと一緒に入れて楽しむことができます。クコの実のほんのりとした甘さはお鍋にもぴったり。
もし冬に食べる際には、ナツメや松の実なども一緒に入れるとさらに滋養強壮効果が期待できます。冬に温まりながら栄養をたくさんとることができる食べ方です。
お茶に入れて楽しむ
クコの実はお酒だけでなく、お茶に入れて食べるのもおすすめです。
乾燥したクコの実はお湯で戻すことでも十分香りを楽しんで食べることができますが、お茶に加える
とさらにクコの実を美味しく楽しむことができます。
お茶に少しクコの実の甘さが加わると飲みやすくもなります。
また、いつものお茶に少し飽きてきた時の簡単に加えることができるアレンジとしてもおすすめです。
お酒に入れて楽しむ
三つ目に紹介する食べ方は、お酒に入れて楽しむ方法です。
乾燥したクコの実を日本酒に入れて2か月ほど熟成させて作るクコ酒も、お酒好きの方にはおすすめです。
ほんのり甘いクコの実の香りがお酒に移って美味しい果実酒となります。お酒の色がほんのり赤色に染まって見た目でも楽しむことができます。
薬膳では、クコの実をお酒に入れたものは身体を温めるものとされているので、冷え性対策に少量を生活に取り入れるのもおすすめです。
クコの実を使用したヴィーガンレシピ
ビーツとデーツのミルクがゆ
水 100ml
オーツミルク 50ml
ビーツ水煮 50g
ビーツ水煮汁 大さじ3
オリゴ糖 小さじ1
乾燥デーツ 2粒
乾燥クコの実 お好み
アーモンド愛玉子
愛玉子 10g
クコの実 数粒
リンゴぜんざい
水 約3カップ
砂糖 1/2カップ
シナモン 一振り
リンゴ 1/2個
クコの実 適量
栄養豊富なクコの実をもっと取り入れてみよう!
今回はあまり知られていないクコの実の食べ方を栄養や効果とともに解説していきました。栄養豊富なクコの実を、今回紹介した様々な食べ方で楽しんでみてください。
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