カルダモンの効能とは？種類やレシピと共にご紹介します！

Arisa

公開日: 2021/06/20 / 最終更新日: 2023/04/17

甘くエキゾチックな香りが特徴的なカルダモン。

カレーやスイーツに加えると一気に香りが華やかになるので、料理が好きな方は一度は耳にしたことがあるスパイスなのではないでしょうか。

しかし、「そもそもカルダモンって何？」「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのようなスパイスかは知らない」という方も多いと思います。

そこで今回はカルダモンの特徴やカルダモンが持つ健康・美容効果を説明していきます。

また、ブイクックからカルダモンを使ったレシピもご紹介するので、ぜひ気になるレシピがあれば真似してみてくださいね♪では、みていきましょう！

栄養監修

管理栄養士河原あい

フリーランスライター&コンサル
eCornell Plant Based nutrition 修了

Twitter：@kwhr_ai
Instagram :@kwhr_ai

1 カルダモンとは
2 カルダモンの特徴
3 カルダモンの効能
4 カルダモンの種類
5 カルダモンを使ったおすすめレシピ
6 カルダモンを日々の食事に加えて嬉しい効果を得よう！

カルダモンとは

カルダモンとは、ショウガ科の多年草のことであり、和名はショウズクです。
「カルダモン」という名前はヒンドゥー語で心臓を意味する「カルディア」から由来しているようです。

熱帯各地で栽培されていますが、主な原産国はインドとグアテマラです。

果実の大きさは1~2cmほどで淡い黄緑色をしています。

この果実を乾燥させて、中に入っている黒い種子を取り出し、その種子がカルダモンとして流通しているものです。

また、花が咲くとピンクの筋が入った白い花が咲きます。

インドでは昔から薬用で使用されていました。
古代エジプトでも様々な病気の治療にも使われていたことから「聖なる香煙」として神殿での祈祷の際にも用いられていました。

その後2世紀ごろに香辛料としてヨーロッパに伝えられ、ケーキやパンに使われるようになります。

日本には明治時代に入ってきて、食欲増進の薬（苦味チンキ）の原料に使われ、現在では主にカレーに使われています。

カルダモンの特徴

カルダモンはさわやかな甘みのある香りで、嚙んでみるとピリッとした辛さとほろ苦い風味が特徴です。また、少量でも香りが強いので料理などに用いる際には入れすぎに注意してください。

カルダモンの効能

リラックス効果

カルダモンの香りには気分を落ち着かせて緊張をほぐす効果があるといわれています。また、疲労回復効果があり、心身共にリラックスさせてくれる効果が期待できます。

整腸作用

カルダモンにはテルピニルアセテートという胃液や粘膜の分泌を促進して消化を助ける働きのある成分が含まれています。

胃液や粘膜が分泌されて粘膜が鎮静されると胃のむかつきや胃酸の過剰分泌を抑えることができます。

また、消化器官の不調や腸内にたまったガスを取り除いて消化を促進することで、胃腸トラブルを改善。

それに加えて、カルダモンには芳香性健胃があります。これは生薬が持つ香りで胃腸の働きを正常化させる作用のことです。

そのため、なんだか食欲がないという時や胃もたれしている時にカルダモンはおすすめです。

消臭効果

カルダモンにはシネオールという消臭効果のある成分が含まれています。
シネオールは口臭ケアアイテム、衣類の消臭スプレーにも使われている成分です。

にんにくを食べた後にカルダモンを噛むと口臭を予防することができます。
また、夏場に使う香水をカルダモンが入った香水にすると消臭効果も期待できます。

咳や鼻詰まりの不調改善

カルダモンは呼吸器の不調の改善にも効果があるといわれています。
咳や鼻づまり、痰に効果的です。

発汗作用

カルダモンには血行を良くして発汗を促す作用があります。汗をかくことでデトックスやダイエット効果が期待できます。

また、汗をかくと体温を下げることができるので、風邪の引き初めにも効果的です。

一方で、寒いときには血行を良くして体を温める効果があります。
気温などによって効能が変わるカルダモンは興味深いスパイスですね。

集中力アップ

カルダモンを摂取すると脳の前頭葉の酸素消費量を上げることができます。
脳に酸素がよくまわると脳を活性化させることができ、集中力を上げることができます。

そのため、勉強や仕事前に飲む飲み物にカルダモンを加えて集中力を上げるのがおすすめです。

カルダモンの種類

カルダモンは「ホール」または「パウダー」の状態で食べられます。

ホールはさやから種子を出していない状態のものです。料理に使う際にはそのまま熱したりつぶして使います。

パウダーは種子があらかじめすりつぶされている状態のものです。料理にはそのまま使えるので、混ぜ込んだり仕上げに振りかけたりします。
手軽に使うことができますが、香りが飛びやすいので開封した後はしっかりと封をして保管しましょう。

また、カルダモンは2種類に分けられます。